ギリシア人の物語(3)
(まとめ)
・アレクサンドロス大王の物語
・ギリシアが弱体化していく中で登場したフィリッポス(大王の父)
・父の代に、ギリシアへの覇権は成立していた。すぐに反抗されかねないものにせよ
・東征に行く際、ほどんどお金がなくて借金した。ペルシアからぶんどるつもりだったと思われる
・基本的に、敵に対して少数の軍勢を率いていた
・地の利は常に相手にあった(戦場を選ぶのは敵)
・ファランクスという歩兵の新戦法は、父の時代に確立していた
・騎兵を主力にしたことが、大王の新しいところ
・騎兵の攻撃のタイミングが勝敗を決することが多かった
・敵に強い武将がいたら、負けていたんじゃないか。それは誰だって当たり前か。
・一度配下に加えた土地は、必ず兵士をおき、制度も変更し、離反しないようにしていた。
・背後を脅かされないようにしていた
(感想)
・塩野さんの作品を久しぶりに読んだけど、結構想像で描く部分が多いんだなと思った。いい悪いは別にして
・大昔のことだから断片的なことしかわからないから、作家の想像力でわからないところを穴埋めするのは仕方ないと思う
・栄華を極めたアテネやスパルタだけど、一度成功した方式を捨てられなくなって、それがために自分で足をひっぱているところがある
・混乱した時代には、責任を持って素早く決断するリーダーがいないと物事が進まない
・リーダーの才能は珍しい。それを見極めるのも難しい
・大王がペルシアに行く時に、ほとんどお金がなかった。誰が貸したんだろう。
・強奪でなければ、有力者がペルシアに勝てると思って貸したのことになる
・その時の大王の優位は、ファランクスと騎馬戦術。戦闘に関しては。
・ただし、ギリシア全土の兵士を動員できる利点はあった
・ギリシアが一致団結した場合、ペルシアには毎回勝っていることになる。
・そういう点が後押ししたのかな
・下記を見ると、自分の財産を売れるだけ売って、かつ王家の信用を元にできる限りの借金をして、ようやく1ヵ月分くらいの資金をえただけらしい